STORY

ヘンリー8世

ヘンリー7世の次男。実兄アーサー王の死去後、王位を継承し兄の妻であったキャサリン・オブ・アラゴンを王妃として迎える。当時のイングランドは弱小国ながらも野心旺盛。音楽や芸術を愛した。37年間在位。自らの離婚問題のために、離婚を認めないバチカンとの関係を断絶し、英国国教会を作った。男児後継者を作るまで婚姻を続けた。55歳で死去。


ジョナサン・リース・マイヤーズ

1977年アイルランド・ダブリン出身。『マン・オブ・ノー・インポータンス』(1994年)で映画デビュー。『マイケル・コリンズ』(1996年)に出演しアメリカ進出を果たす。歌声も披露し同性愛を描き話題となった『ベルベット・ゴールドマイン』(1998年)では演技力を評価された。ウディ・アレン監督『マッチポイント』(2005年)では複雑なキャラクターを繊細に艶やかに演じ、多くの人気を得ることとなった。エンタテインメント大作『M:I:V』(2006年)にも出演し、一層注目を浴びた。

美しくも危険な6人の妃たち

キャサリン・オブ・アラゴン【1509年結婚 ─ 1533年離婚】

ヘンリー8世の1番目の王妃。アラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イザベル1世との末っ子として生まれる。スペイン名はカタリーナ・デ・アラゴン。ヘンリー8世の実兄アーサーに13歳で嫁いだが、半年後にアーサーが死去し、ヘンリー8世の妻となり王妃となる。跡継ぎが欲しかったヘンリー8世の望みをかなえることができず、死産、早産を繰り返し、離婚される。授かった子はメアリー1世。


マリア・ドイル・ケネディ

1964年アイルランド出身。アラン・パーカー監督の映画『ザ・コミットメンツ』(1991年)でデビュー。以後TV、映画で経験を積む。TVシリーズ「Crop&Anam」(2011年日本未放送)にも出演。歌手としても活動している。

アン・ブーリン【1533年結婚 ─ 1536年離婚】

フランスの元地方農民ブーリン家の次女。伯爵家との縁組や娘を使って爵位、領地を増やしていった家系。ヘンリー8世の1番目の王妃キャサリンの侍女。ヘンリー8世に見初められ2番目の王妃となる。エリザベス1世を出産。姉メアリーはヘンリー8世の愛人だった。エリザベス1世を出産後、男児を早産してしまう。ロンドン塔にて処刑される。


ナタリー・ドーマー

1982年イギリス・レディング出身。ロンドンのウェバーダ・ダラス・アカデミーで演技を学ぶ。舞台で経験を積んだ後、映画『カサノバ』(2005年)でデビュー、故ヒース・レジャーの相手役を演じ、絶賛される。TVシリーズの「Silk」(2011年。日本未放送)にも出演。フランス語が堪能。

ジェーン・シーモア【1536年結婚 ─ 1537年死去】

アンの処刑10日後、ヘンリー8世とジェーン・シーモアと正式に結婚。ジェーンはキャサリンとアンの両妃の女官だったため王の手の内を知り尽くしてた。1537年男児エドワード出産。結婚1年5ヶ月後、出産の12日後に出産の疲労と産褥熱でジェーン急死。ヘンリー8世と墓をともにしている唯一の妃。


アナベル・ウォーリス

1984年イギリス・オックスフォード出身。ポルトガルで育ったこともあり、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、アルメニア語も流暢に操る女優。現在は、国内のみならずロサンゼルスでも活躍の場を広げている。

アン・オブ・クレーヴス【1540年1月6日結婚 ─ 同年離婚】

ドイツクレーヴス公ヨハン3世の妹アン・オブ・クレーヴスと結婚。ヨーロッパからの孤立を防ぐための政略結婚だったが、フランスと皇帝の関係が冷却したためその恐れがなくなったこと、そしてアンが以前かわしていた婚約が公式に解消されていなかったという理由で挙式後6ヶ月で離婚。


ジョス・ストーン

1987年 イギリス ケント州出身。R&Bシンガーであり、シンガーソングライター。2005年にはグラミー賞3部門にノミネートされるなど、人気・実力を兼ね備えている。2006年から女優としてもデビュー。

キャサリン・ハワード【1540年結婚 ─ 1542年離婚】

アン・ブーリンと従姉妹の関係。30歳も年上で肥満体の王ではなく、かつての夫を宮廷に呼び入れ愛欲に溺れるキャサリンの行動を知り、処刑される。


タムジン・マーチャント

1987年 イギリス出身。幼少期をドバイで過ごす。映画「プライドと偏見」や、AXNミステリー「ボーンキッカーズ 考古学調査班」に出演。

キャサリン・パー【1543年結婚 】

ラテン語、ギリシャ語、フランス語が堪能。宮廷内で抜群の才女ぶりとマナーの良さで周囲から王妃の候補として推されたという説がある。メアリーとエリザベスの二人をプリンセスとして復権させた。エドワード、エリザベスの教育に熱心に取り組み、後に語学堪能で才女となるエリザベス1世の成長に大きな影響を与えた。1547年ヘンリー8世死去。


ジョエリー・リチャードソン

1965年 イギリス ロンドン出身。父は映画監督のトニー・リチャードソン。母は女優のヴァネッサ・レッドグレーヴ。祖父母や姉も女優。映画「チャタレイ夫人の恋人」や、TVシリーズ「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」など映画界、TV界で幅広く活躍。

重要人物たち

トマス・ウルジー

聖職者。枢機卿。ヘンリー8世に認められ36歳の若さで枢機院議員となる。ヘンリー8世の参謀的存在でもあるが、次期教皇の座を狙っている。


1947年北アイルランド出身。映画『わが青春の輝き』(1979年)が評価され、『オーメン/最後の闘争』(1981年)で主役を獲得。以後『モンタナの風に吹かれて』『ジュラシック・パーク』『ピアノ・レッスン』など話題作に出演。ゴールデン・グローブ賞に3度ノミネートされる実力派俳優。

トマス・モア

学者、作家、政治家。ヘンリー7世のアドバイザー役で、演説原稿の作成やランカスター領担当大臣。ヘンリー8世がローマ教皇にキャサリンとの結婚無効について嘆願したことに反対し、イギリス国教会の発足にも反対。政治・社会を風刺した「ユートピア」を著述。


ジェレミー・ノーサム

1961年イギリス・ケンブリッジ出身。映画『ザ・インターネット』で、サンドラ・ブロックの恋人役を演じ、話題となる。グゥイネス・パルトロウ主演『エマ』(1996年)、ケイト・ブランシェット主演『理想の結婚』(1999年)、『ゴスフォード・パーク』(2001年)、『カンパニー・マン』(2003年)、『抱擁』(2003年)などに出演。

トマス・ブーリン

外交官、政治家。ヘンリー8世の2番目の妻、アン・ブーリンの父。ノーフォーク・デューク公2世であるトマス・ハワードの娘エリザベス・ハワードと結婚。娘は、メアリー、アン、ジョージの3人。ヘンリー8世の第一大使となり、ヨーロッパでの使節としての任務を果たす。


ニック・ダニング

1959年アイルランド出身。イギリスで数多くのTVシリーズ、舞台に出演する実力派俳優。映画『アレキサンダー』(2004年)などに出演。

チャールズ・ブランドン

ヘンリー7世の旗手であり、リチャード3世にボスウォースで殺されたウィリアム・ブランドン卿の息子。フランス王ルイ12世の未亡人でありヘンリー8世の妹でもあるメアリーと結婚。


ヘンリー・カヴィル

1983年イギリス・ジャージー島出身。イギリス演劇学校で演技を学ぶ。現在製作中の映画「新スーパーマン」(原題)の主役に抜擢されるなど、今後注目の俳優として話題を呼んでいる。

トマス・クロムウェル

法律を学び、ウルジー枢機卿につかえる。ヘンリー8世の側近。イングランドの宗教改革や行政改革を行った。イギリス国教会の創設やヘンリー8世の離婚問題に大きな影響を与える。


ジェームズ・フレイン

1968年イギリス・ニーズ出身。アッテンボロー監督『永遠の愛に生きて』(1993年)で映画デビュー。舞台でも活躍している。『エリザベス』(1998年)、『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(1998年)、『タイタス』(1999年)、『モンテ・クリスト伯』(2002年)、『トロン:レガシー』(2010年)など多くの映画に出演している。

製作総指揮:モーガン・オサリバン

TVドラマや映画の製作総指揮、プロデューサーとして活躍。『モンテ・クリスト伯』(2002年)、『ヴェロニカ・ゲリン』(2003年)、『キング・アーサー』(2004年)などを手掛ける。

製作総指揮/クリエイター/脚本:マイケル・ハースト

『エリザベス』(1998年)、『エリザベス:ゴールデンエイジ』(2007年)の脚本を手掛ける。